ボクは、ダ・ビンチになりたかった

    萬画家・石ノ森章太郎展

    世田谷文学館 | 東京都

    マンガ家として『サイボーグ009』『仮面ライダー』『佐武と市捕物控』など数々のヒット作で知られる石ノ森章太郎(1938-1998)は、エンターテインメント作品を量産する一方で実験的作品『章太郎のファンタジーワールド ジュン』や『マンガ日本経済入門』など画期的なテーマにもチャレンジし続け、万物を表現できるメディアとしての<萬画>を提唱しました。また、後進育成のための、マンガ入門書やエッセイ刊行の他、晩年は郷里貢献活動として、「マンガを活かした街づくり」に尽力するなど、教育者や作家、社会企業家(社会変革の担い手)としての側面も併せ持ちます。 石ノ森の<萬画宣言>は当初、「カルチャーに依存した、サブカルチャーとしての漫画」からの脱却でした。漫画は、コマ絵と呼ばれる1枚のスケッチから、手塚治虫らの活動を経て、絵画や映画と同じ芸術の一分野となりました。そして石ノ森は、手塚の歩んだ道を引き継ぎ、マンガをあらゆる事象<森羅萬象>を表現できるマルチメディアとしての<萬画>へと進化させたのです。彼の遺業の総体を振り返る時、<萬画>は教育や文化・社会現象など、人の営み全てに関わりながら拡がりをみせる萬画家・石ノ森章太郎の人生観そのものです。 現在、未完であった代表作『サイボーグ009』は、彼の意志を継ぐ者により完結され、また東日本大震災で被災した郷里では、石ノ森作品に励まされた人々が震災復興に奮闘しています。<萬画>は、石ノ森没後もその可能性を拡げながら、<希望の光>として私たちの心を照らし続けています。本展は「世界一多作なマンガ家」の多様性、先見性を顕彰するものです。
    会期
    2019年4月20日(土)〜6月30日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~18:00(入館17:30まで)
    料金
    一般 800(640)円 / 高大生・65歳以上 600(480)円 / 障害者手帳をお持ちの方 400(320)円 / 中学生以下 無料

    ※( )内は20名以上の団体割引
    ※障害者手帳をお持ちの方の介添者(1名まで)は無料
    ※4月26日(金)は65歳以上の方は無料

    【無料観覧日】
    4月20日(土)、6月1日(土)
    休館日 月曜日(ただし、4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火)
    公式サイト https://www.setabun.or.jp/
    会場
    世田谷文学館
    住所
    〒157-0062 東京都世田谷区南烏山1-10-10
    03-5374-9111
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