麻布台ヒルズ 森JPタワー
森ビルが東京・港区で開発を進めていた「麻布台ヒルズ」が報道陣に公開された。
麻布台ヒルズは官・民・地元が一体になり、35年の歳月をかけて進められた大規模な都市再生プロジェクトで、コンセプトは「Green & Wellness」。
施設は森JPタワー、レジデンスA・Bの3つの高層棟と、ガーデンプラザの低層部で構成。区域面積は8.1ha(六本木ヒルズは11.6ha)、延床面積 861,700㎡(同 751,900㎡)と、六本木ヒルズに匹敵するスケールとインパクトを持つ新しい街となる。
外観デザインは故シーザー・ペリとフレッド・W・クラーク、低層部のデザインはトーマス・ヘザウィックが担当した。
緑化面積は 24,000㎡(六本木ヒルズは19,000㎡)で、高低差がある地形を活かして敷地全体を緑化。菜園や果樹園も設け、人の営みとの関わりも意識されている。
中央広場・森JPタワーには、森美術館がキュレーションを手がけた4つのパブリックアートとして、オラファー・エリアソン、奈良美智、曽根裕、ジャン、ワンの作品を設置。
ガーデンプラザA MB階には、美術館仕様の設備を備えた「麻布台ヒルズギャラリー」を開設。開館記念展として「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」が開催される(2023年11月24日~2024年3月31日)。
また、お台場で人気を博した「森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」も移転。2024年2月(予定)にオープンする。
34の専門店が集結する「麻布台ヒルズマーケット」は2024年1月下旬オープン、アマンが手掛ける新ブランド「JANU(ジャヌ)」の世界第一弾となるラグジュアリーホテル「ジャヌ東京」は2024年2月オープン。
麻布台ヒルズの一般開業は11月24日(金)。
麻布台ヒルズ 森JPタワーに隣接する大屋根《The Cloud》は、ヘザウィックデザインスタジオが担当
《The Cloud》(夜景)
オラファー・エリアソンの作品
奈良美智の作品
麻布台ヒルズ ガーデンプラザ
ヒルズハウス 大階段
麻布台ヒルズギャラリー「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」会場風景