ニュース
    空海の寺、神護寺の至宝が集結 ― 東京国立博物館で今夏開催
    (掲載日時:2024年2月14日)

    東京国立博物館「神護寺 ─ 空海と真言密教のはじまり」(左から)東京国立博物館 副館長 浅見龍介、高野山真言宗遺跡本山高雄山神護寺 貫主 谷内弘照
    東京国立博物館「神護寺 ─ 空海と真言密教のはじまり」(左から)東京国立博物館 副館長 浅見龍介、高野山真言宗遺跡本山高雄山神護寺 貫主 谷内弘照

    弘法大師・空海(774〜835)が唐から帰国した後、活動の拠点とした寺院、神護寺の寺宝の数々を紹介する展覧会が東京で開催されることとなり、都内で記者発表がおこなれた。

    京都市の北西部、高雄に所在する神護寺は、天長元年(824)、高雄山寺と神願寺というふたつの寺院がひとつになって創建。今年は創建1200年にあたる。

    展覧会では空海が生きた時代に制作された彫刻、絵画、工芸など約100件を展示。国宝17件、重要文化財44件も含まれる。

    展覧会は「神護寺と高雄曼荼羅」「神護寺経と釈迦如来像 ― 平安貴族の祈りと美意識」「神護寺の隆盛」「古典としての神護寺宝物」「神護寺の彫刻」の5章構成。

    神護寺の前身寺院に祀られていた本尊で国宝の「薬師如来立像」は、寺外初公開。空海の弟子である真済がつくった国宝「五大虚空蔵菩薩坐像」も5体揃って出展される。

    また、現存最古の両界曼荼羅である国宝「高雄曼荼羅」は、江戸時代以来、約230年ぶりに修復されて公開となる。

    創建1200年記念 特別展「神護寺 ― 空海と真言密教のはじまり」は、東京国立博物館 平成館で2024年7月17日(水)〜9月8日(日)に開催。観覧料は未定。

    このニュースに関連するミュージアム
    おすすめレポート
    学芸員募集
    北海道標津町文化財担当職員募集 [標津町ポー川史跡自然公園]
    北海道
    愛媛県職員(美術館学芸員)募集 [愛媛県美術館]
    愛媛県
    京都芸術センター プログラムディレクター(広報・プロモーション担当)募集〈2025年度採用〉 [京都芸術センター]
    京都府
    岐阜県職員(県博物館学芸員)を募集します。 [岐阜県博物館]
    岐阜県
    ムーゼの森(軽井沢絵本の森美術館/エルツおもちゃ博物館・軽井沢)学芸員募集 [軽井沢絵本の森美術館/エルツおもちゃ博物館・軽井沢]
    長野県
    展覧会ランキング
    1
    東京国立博物館 | 東京都
    イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~
    開催中[あと32日]
    2025年3月25日(火)〜8月3日(日)
    2
    東京都美術館 | 東京都
    ミロ展
    もうすぐ終了[あと4日]
    2025年3月1日(土)〜7月6日(日)
    3
    三菱一号館美術館 | 東京都
    ルノワール×セザンヌ ―モダンを拓いた2人の巨匠
    開催中[あと67日]
    2025年5月29日(木)〜9月7日(日)
    4
    国立西洋美術館 | 東京都
    スウェーデン国立美術館 素描コレクション展―ルネサンスからバロックまで
    開催中[あと88日]
    2025年7月1日(火)〜9月28日(日)
    5
    TOKYO NODE | 東京都
    デザインあ展 neo
    開催中[あと83日]
    2025年4月18日(金)〜9月23日(火)