イタリア・ルネサンスを代表する画家、ラファエロ・サンツィオの展覧会が日本で初めて開催されることとなり、2012年11月30日(金)、イタリア大使館で記者発表が行われた。
ラファエロの作品の多くは各美術館の顔であるため借用が難しく、今までヨーロッパ以外では、大規模なラファエロ展が開催されたことはなかった。
今回はフィレンツェ文化財・美術館特別監督局が全面協力。ウフィツィ美術館やパラティーナ美術館などイタリア国内の美術館はもとより、ルーヴル美術館やプラド美術館などからも作品が集結。油彩と素描合わせてラファエロ作品約25点が公開される。
聖母子像を多く描いたラファエロの代表作のひとつ《大公の望母》は、日本初公開。同時代の芸術家たちの作品や、ラファエロの原画をもとにしたタペストリー、版画、工芸なども紹介される。全体での出品作品は約60点。
展覧会の構成は「画家への一歩」「フィレンツェのラファエロ ─ レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロとの出会い」「ローマのラファエロ ─ 教皇をとりこにした美」「ラファエロの後継者たち」。
ラファエロ展は東京・上野公園の国立西洋美術館で、2013年3月2日(土)~6月2日(日)開催。当日券は一般1,500円。前売り券は1,300円で1月7日(日)発売。
人数限定の夜間特別開館でゆったりと鑑賞できるプレミアム鑑賞ナイト(4月10日(水)と5月15日(水)、午後6時~午後9時開催)、オリジナルデザインのロディが付いたチケットなど、特別先行チケットは12月3日(月)に発売される。

記者会見で挨拶するドメニコ・ジョルジ駐日イタリア大使
ラファエロ〈プレミアム鑑賞ナイト 7000円〉 12/3(月)10:00発売 |   |
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ラファエロ〈オリジナルミドルロディ付チケット 3000円〉 12/3(月)10:00発売 |   |
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発信:
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