
京都・山科にある醍醐寺が所有する密教美術の至宝を紹介する展覧会が、東京と福岡の2会場で開催される。
醍醐寺は平安時代の貞観16(874)年に開山。創建期から天皇や貴族、有力な武士の帰依を受け、歴史の表舞台で重要な役割を果たしてきた。2016年には中国の上海と西安で醍醐寺の至宝を紹介する展覧会が開催。のべ80万人以上が来場するなど好評を博した。
今回の展覧会では国宝36件、重要文化財60件を含む、選りすぐりの名宝約120件を紹介。重厚な密教美術をはじめ、豊臣秀吉が行った「醍醐の花見」の関連作品や、三宝院の襖絵、俵屋宗達による屏風など近世美術も展示される。
展覧会の構成は「聖宝、醍醐寺を開く」「真言密教を学び、修する」「法脈を伝える ─ 権力との結びつき ─」「義演、醍醐寺を再びおこす」の4章。
「京都・醍醐寺-真言密教の宇宙-」は、サントリー美術館で2018年9月19日(水)~11月11日(日)、九州国立博物館で2019年1月29日(火)~3月24日(日)に開催。東京展の観覧料(当日券)は一般 1,500円。
発信:
インターネットミュージアム>
「京都・醍醐寺-真言密教の宇宙-」公式ページ