
企画展「百年の編み手たち」会場風景
東京都現代美術館(東京・江東区)のリニューアルオープンを前に、2019年3月27日(水)、プレス内覧会が開催された。
東京都現代美術館は1995年の開館。日本の戦後美術を中心に広く内外の現代美術を紹介していたが、大規模改修工事のため2016年5月から休館していた。
改修では、経年劣化に伴う設備機器を更新。隣接する木場公園側とのアプローチを軸に、パブリックスペースも整備した。
地下1階のレストラン「100本のスプーン」は、家族で楽しめるレストラン。店内の壁や天井に設置された額縁に、自分たちの食事風景が映し出され、それが作品となる「絵になる席」も用意されている。
2階にはカフェ&ラウンジ「二階のサンドイッチ」がオープン。定番と日替わりのサンドイッチやオリジナルドリンクが楽しめる。
美術図書室には、映像資料が観覧できる「メディアブース」や、子どもも楽しめる美術書を集めた「こどもとしょしつ」などが新設された。
リニューアル記念の展覧会は、企画展「百年の編み手たち」と、コレクション展「ただいま/はじめまして」。
「百年の編み手たち」は1910年代から現代までを対象に、重要な作品群を3フロアで紹介。美術作品のみならず、図書室の創作版画誌や特別文庫など戦前からの資料も展示される。
「ただいま/はじめまして」は、約5,400点の収蔵作品の中から、休館中に新収蔵された約400点の作品を中心に紹介する。
一般オープンは2019年3月29日(金)。観覧料は、企画展「百年の編み手たち」は一般 1,300円(コレクション展も観覧可能)、コレクション展「ただいま/はじめまして」は一般 500円。リニューアルオープン初日の3月29日は入場無料とし、20時まで開館時間が延長される。
展覧会は、ともに6月16日(日)まで。
発信:
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「百年の編み手たち ― 流動する日本の近現代美術 ―」情報ページ>
「MOT コレクション ただいま / はじめまして」情報ページ