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レポート
橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで
国立西洋美術館 | 東京都
西美の新しい顔がお披露目
国立西洋美術館初の本格的なジュエリー展。2012年に寄贈された「橋本コレクション」から、古代エジプトから現代まで約300点の指輪を紹介します。
第8章「指輪あれこれ」
第1章「指輪の400年」
第1章「指輪の4000年」
第2章「飾らない指輪」
会場
第4章「技法と模倣」
第6章「絵と指輪」
第7章「モードと指輪」
第8章「指輪あれこれ」から、「蛇のモチーフ」
松方コレクションを基に設立された国立西洋美術館(西美)。その経緯もあって、西美といえばモネ《睡蓮》やロダン《考える人》など、19世紀から20世紀前半の絵画や彫刻を連想する人も多いと思いますが、このたび全く別の柱が加わりました。

それが、2012年に寄贈された「橋本コレクション」。橋本貴志氏(1924-)が蒐集した約870点の宝飾品で、そのほとんどが指輪です。日本の国立美術館がまとまったジュエリーコレクションを所有するのは、これが初めて。本展でお披露目となります。


入口から

1989年から指輪を蒐集しはじめた橋本氏。そのコレクションは、古くは古代エジプトのスカラベ(フンコロガシ)の指輪から、カルティエやブルガリなど現代の指輪まで幅広く、材質も金、鉄、化石、宝石などバラエティ豊かです。

美術館を訪れるまで「西美で指輪の展覧会」がイメージできませんでしたが、会場はご覧のとおり。高級ジュエリーショップのような趣きで、いつもの西美とはかなり雰囲気が異なります。


会場

全8章の構成の中で、最も西美らしいのは第6章「絵と指輪」。指輪とともに、国立西洋美術館が所蔵する絵画の中で指輪をしている作品を紹介しています。

右手に指輪をしたあどけなさが残る美しい女性像は、グイド・レーニによる《ルクレティア》。ルクレティアはローマ史に登場する女性で、ローマ王の息子に陵辱された事を恥じて、短剣で胸を突いて自死。その悲しい物語は、美術や文学でもたびたび取り上げられています。この絵では、指輪をはめた右手の下に短剣があります。


第6章「絵と指輪」

第7章「モードと指輪」は、とても華やか。神戸ファッション美術館が所蔵する18世紀から20世紀前半の衣装を紹介しながら、モードの中での指輪を展観していきます。

パフド・スリーブ(膨らんだ袖)、細いウェスト、釣鐘型のスカートは、1820年代中ごろから広がったロマンティック・スタイル。従順でか弱い女性像が好まれた時代です。


第7章「モードと指輪」

一般公開前の内覧会でも、いつもと違う雰囲気のお客さまがチラホラ。国立西洋美術館の新しい一面をお楽しみください。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2014年7月7日 ]


料金一般当日:1,400円
 → チケットのお求めはお出かけ前にicon

 
会場
会期
2014年7月8日(火)~9月15日(月・祝)
会期終了
開館時間
9:30〜17:30
金曜・土曜日 9:30〜20:00
※「カフェすいれん」以外のミュージアムショップ等の館内施設の営業は開室時間と同じ
休館日
月曜日(ただし、7月21日、8月11日、9月15日は開館)、7月22日(火)
住所
東京都台東区上野公園7-7
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)
03-5777-8600(ハローダイヤル)
公式サイト http://www.nmwa.go.jp/jp/
料金
当日:一般1,400円、大学生1,200円、高校生700円      
前売/団体:一般1,200円、大学生1,000円、高校生600円
※前売券は5月中旬から7月7日(月)まで販売。ただし、国立西洋美術館では7月6日(日)まで販売(一般のみ)。
※7月8日(火)からは当日券販売。
※団体料金は20名以上。
※中学生以下は無料。
※心身に障害のある方および付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳をご提示ください)。
展覧会詳細 橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで ― 時を超える輝き 詳細情報
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