「普通の日」は続いている

    YU SORA 個展「 普通の日  」

    あまらぶアートラボ「A-Lab」 | 兵庫県

    本展はYU SORA(ユ・ソラ)による個展「普通の日」です。彼女が近年取り組んできている作品は、原寸大の家具や電化製品などを真っ白な布と黒い糸で包み込む世界です。それらは、一見するとクールで非日常的な空間が広がっているように見えます。しかし、その空間に足を踏み入れると、なにかしら、人の息遣いと温かさ、優しさのようなものを感じます。それは、モチーフが、普段私達が目にしている身の回りにある見慣れたものということだからかもしれません。柔らかい布で覆われているということもあるかもしれません。布を縫うという手仕事、手触りを感じるからかもしれません。でも、根底に流れているのは、彼女が紡いでいる、生きている「普通の日」があるからなのではないかと思います。そこには確かな日常があり、「生」があります。真っ白な布に黒い糸。色が着いていないそれらは、観た人が色を着けた「普通の日」を入れる容れ物の役割を持っています。今回、A-Labでは立体作品だけではなく、布を支持体にした平面作品、木彫作品、そして尼崎の風景のドローイングなどが展開されます。そこにはそれぞれの「普通の日」が流れているでしょう。
    会期
    2021年2月23日(火)〜3月31日(水)
    会期終了
    開館時間
    (月・水・木・金)=11:00〜19:00
    (土・日・祝)=10:00〜18:00
    料金
    無料
    休館日 火曜日
    観覧時間の目安 60分
    会場
    あまらぶアートラボ「A-Lab」
    住所
    〒660-0805 兵庫県尼崎市西長洲町2丁目33−1
    06-7163-7108
    YU SORA 個展「 普通の日  」のレポート
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    日常をテーマに家の中にあるものや姿を通して人の存在や生きている時間を表現するユ・ソラの個展。
    原寸大の家具や家電製品などを真っ白な布と黒い糸で包み込んだ作品たち。小さな縫い跡は、「普通の日」を特別にしてくれます。
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