企画展「髙林和作―サバクに立つ画家の眼差し―」

    さかい利晶の杜 | 大阪府

    髙林和作(たかばやし わさく、1900‐1968)は、戦前から戦後を生きた堺出身の画家です。 髙林が生きた時代は、日本において、西洋画の受容と日本的油絵の創成が模索された20世紀美術の幕開けと重なります。多くの画家が独自のスタイルを切り開くなか、髙林は、青を基調に色の対比を意識しながら、線描を重ねる作風を確立させていきます。この手法には、20世紀初頭にフランスで起こったフォーヴィスムの影響がみてとれます。 髙林はフランスで学んだ時代から晩年にいたるまで、創作旅行や屋外制作を精力的に行い、多くの風景画を描きました。美術団体などに所属せず、個性や唯一の公募展出品先である京都市主催美術展覧会(京展)を中心に作品を発表してきたため、これまで画業が広く紹介される機会は多くありませんでした。髙林が世に出した全作品のうち3分の2は遺族から譲られ、出身地である堺市博物館に収蔵されています。生誕120周年を記念する本展では、堺市博物館のコレクションの中から、髙林和作の画業を紹介します。
    会期
    2021年2月13日(土)〜3月21日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:00~18:00(入館は閉館の30分前)
    料金
    一般300円、高校生200円、小中学生100円
    休館日 2月15日(月)、2月16日(火)、3月16日(火)
    観覧時間の目安 ~60分
    公式サイト http://www.sakai-rishonomori.com/
    会場
    さかい利晶の杜
    住所
    〒590-0958 大阪府堺市堺区宿院町西2丁1番1号
    072-260-4386
    企画展「髙林和作―サバクに立つ画家の眼差し―」のレポート
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    戦前から戦後を生きた堺出身の画家。
    青みを基調としたものから、のびらやかな明るい色調表現まで“カラリスト”髙林和作の軌跡を味わうことができます。
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