ヴァロットン ― 黒と白

    三菱一号館美術館 | 東京都

    フェリックス・ヴァロットン(1865-1925)は、スイス・ローザンヌに生まれ、19世紀末から20世紀初頭にかけてパリで活動しました。前衛的な芸術家グループ「ナビ派」の画家の一人としても知られる一方、フランスのみならずヨ ーロッバ全体に衝撃を与えたのは、黒一色で刷られた木版画によってでした。 「とても奇妙なヴァロットン」と呼ばれ、スイスとフランスという二つの異なる文化を跨いで活動した「異邦人」ヴァロットンは、絵画と版画、男と女、理想と現実一様々な葛藤や矛盾のはざまで揺れ動きながら、木版画において独自の作風を確立しました。 辛辣な風刺と独特のユーモアに富んだその視点や、黒と白のコントラストを巧みに操るデザイン性は、今日でもなお新鮮さを失うことがありません。世紀の転換期、かつてないほど彩あふれる時代を迎えたパリにおいて、その情景を黒と白の世界に昇華させた版画作品には、ヴァロットンの革新性が発輝されているのです。 三菱一号館美術館では、約180点におよぷ世界有数のヴァロットン版画コレクションを有しています。本展では、〈アンティミテ〉や〈これが戦争だ!〉等、貴重な連作の揃いを含むこれらの作品群を一挙公開し、ヴァロットンの版画芸術の魅力をあますことなく紹介します。また、ナビ派やロートレックの版画も併せて展覧し、同時代パリの芸術状況を示すとともに、ヴァロットンの独自性を浮き彫りにします。 (プレスリリースより)
    会期
    2022年10月29日(土)〜2023年1月29日(日)
    会期終了
    開館時間
    10時~18時(金曜と会期最終週平日、 第2水曜日は21峙まで)
    ※入館は閉館の30分前まで
    料金
    一般:1,900 円 高校・大学生:1,000 円 小・中学生:無料
    休館日 月曜日、12/31、1/1 ※但し、11/28、12/26、1/2、1/9、1/23は開館
    公式サイト https://mimt.jp/vallotton2/
    会場
    三菱一号館美術館
    住所
    〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-6-2
    050-5541-8600
    評価
    ヴァロットン ― 黒と白のレポート
    6
    19世紀末パリで活躍したナビ派の画家、黒と白だけの革新的な木版画の世界
    謎めいた画面に漂う男女関係の不協和音。不安と不吉を突き付てくる作品群
    世界有数のヴァロットン版画コレクション、三菱一号館美術館の名品を公開
    おすすめレポート
    学芸員募集
    地域おこし協力隊(文化財調査・活用促進員)募集します! [小坂町郷土館博物館]
    秋田県
    ポーラ美術館 学芸員及びエデュケーター募集 [ポーラ美術館]
    神奈川県
    肥後の里山ギャラリーの企画・運営担当者(学芸員) [肥後銀行本店 肥後の里山ギャラリー]
    熊本県
    【アルフォンス・ミュシャ館学芸員】募集します [堺市立文化館・堺 アルフォンス・ミュシャ館]
    大阪府
    独立行政法人国立美術館 国立新美術館 学芸課特定研究員(企画室)公募(2025.11.10 17時締切) [国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2)]
    東京都
    展覧会ランキング
    1
    東京都美術館 | 東京都
    ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢
    開催中[あと56日]
    2025年9月12日(金)〜12月21日(日)
    2
    上野の森美術館 | 東京都
    「正倉院 THE SHOW -感じる。いま、ここにある奇跡-」
    もうすぐ終了[あと14日]
    2025年9月20日(土)〜11月9日(日)
    3
    出羽桜美術館 | 山形県
    没後40年 有元利夫 優美な絵画世界への誘い
    開催中[あと42日]
    2025年9月5日(金)〜12月7日(日)
    4
    東京国立博物館 | 東京都
    特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」
    開催中[あと35日]
    2025年9月9日(火)〜11月30日(日)
    5
    国立西洋美術館 | 東京都
    オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語
    開催中[あと112日]
    2025年10月25日(土)〜2026年2月15日(日)