(c)水木プロ
調布市名誉市民 水木しげる氏は、自身の経験から、戦争の実態を鋭く描いた作品を数多く残しています。本展を通じて、あらゆる世代の方々に、水木氏が見た戦争の記憶に触れていただきたいと思います。
また、水木氏と調布のつながりをご紹介するとともに、その生涯を通じて、作品や著書の中で語られた、人生観の感じとれる“言葉”も取り上げます。
数々の作品や言葉で表現された水木氏の彩る世界から、後世に紡がれていく“想い”や“言葉”を受け取り、平和の大切さを見つめなおすきっかけとしていただければ幸いです。
●水木しげるが描いた戦争 『総員玉砕せよ!』直筆の構想ノートを初公開
『総員玉砕せよ!』、『戦艦「比叡」の悲劇』、『白い旗』など、戦争の愚かさと、そこに確かに生きていた人々の姿を伝える戦記漫画から、厳選したエピソードをパネルと複製原画で展示します。
さらに、2021年に発見された直筆の『総員玉砕せよ!』構想ノートの実物展示(初公開)を行います。
●水木氏と調布のつながりを紹介
水木氏は半世紀以上にわたり、数多くの漫画をこの調布の街で生み出してきました。『ゲゲゲの鬼太郎』、『悪魔くん』、『河童の三平』など、代表的な少年漫画作品の展示をお楽しみいただくとともに、水木氏と調布のつながりを写真やイラストパネルで紹介します。また、波乱万丈な人生の中で生まれた名言の数々にふれるエリアや、言葉とともに人生をたどる新作映像が登場します。