Works in Development

ハウステンボス内に位置するポルセレインミュージアムでは、主に古伊万里をご紹介しており、磁器発展の流れを紹介する常設展とは別に、毎シーズンごとにテーマを決めた小企画展を行っています。 今回の小企画展「Works in Development -ざんねんなおしごと展-」では、傑作と呼ばれる作品以外にも焦点を当てていきます。日本の磁器は江戸時代、ヨーロッパへ輸出されると熱心に買い求められます。その膨大な需要にこたえるため、大量の器が作られ、中には丁寧とは言いがたいものもありました。また時代の流れの中で図柄が徐々に変化し、元のものと似つかない図柄となった作品も見受けられます。 今回の展覧会では、取り上げられることの少ないこうした作品をご紹介いたします。本展を通して、磁器の美の裏側をお楽しみいただけましたら幸いです。