ヴェネツィアの光と影　- ルネサンスからバロック -

　 アドリア海に面したイタリア有数の商港都市・ヴェネツィア。この街では、千年の歴史を越えて、その経済的背景とともに、多彩な文化芸術が展開してきました。 　 とりわけルネサンスからバロックに至る時代には多くの画家たちが活躍しました。彼らの作品は、水面のきらめきを反映するかの情感ゆたかな表現につつまれ、ヨーロッパ美術史の1ページを華やかに彩っています。 　 この展覧会では、14世紀から18世紀、ヴェネツィア派の巨匠たちが、神話や宗教、風景、肖像などをテーマに描いたイタリア絵画の名作、油彩、版画、素描等あわせて80点を、ポーランドのワルシャワ国立美術館所蔵品により展覧します。また、近年確認された作品の経年変化にまつわる事例をあわせて展示し、修復のあり方についても紹介します。