所蔵作品展 近代工芸の百年

    国立工芸館(東京国立近代美術館工芸館)東京 | 東京都

     日本の近代工芸は、技巧の粋を尽くした明治時代の華麗な工芸品に始まり、やがて作家としての目覚めの時代を経て、多様な表現の場へと展開してきました。  1920年代には、作者の内面を表現しようとする試みとともに、民芸運動のように、工芸を通して正しい社会のあり方を提言しようとする動きもあらわれてきます。戦後は、伝統への意識が高まる一方で、“オブジェ”という、これまでの工芸にない新しい表現が登場し、工芸独自の可能性が、さまざまな面から探られるようになりました。  今日では、工芸という分野に見られる独自な精神性を、美術史全体の問題として見直そうとする視点が示されているほか、素材や技術の意味に注目した新しい造形論も、さかんに論じられています。本展では、工芸に対するこのような新しい視点を盛り込みつつ、約70点の作品によって、日本の近代工芸のあゆみを紹介します。
    会期
    2003年12月9日(火)〜2004年2月1日(日)
    会期終了
    料金
    一般200円(100円)、大学生70円(40円)、高校生40円(20円) ()内は20名以上の団体料金、いずれも消費税込み/小・中学生および65歳以上は無料
    休館日 毎週月曜日(ただし1月12日は開館し、13日は休館)、年末年始(12月29日~1月1日)
    会場
    国立工芸館(東京国立近代美術館工芸館)東京
    住所
    東京都
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