長谷川等伯は、郷土の美術史を語る上で欠かせない存在であり、当館では調査・研究はもとより、平成8年度より毎年「長谷川等伯シリーズ展」を開催してきました。
平成11年の七尾港開港100周年・市制施行60周年の年には京都・智積院ご所蔵の国宝「楓図」を展示させていただき、節目の年を豪華に飾ることができました。
その後、多くの方々から「次はもう一点の国宝、松林図屏風の展示を!」とのご要望をいただいていました。
平成17年度は、当館の会館10周年であり、また今年10月には七尾市と田鶴浜町、能登島町、中島町の3町とが合併し、新生「七尾市」がスタートいたします。
長谷川等伯の代表作・国宝「松林図屏風」を郷里七尾で展示するとしたらこの記念の年しかないと考え、所蔵先である東京国立博物館との出品交渉を続けてまいりました。
そして、この度晴れて東京国立博物館より正式な出品のご承諾を頂くことができ、来年春に上記日程にて14日間だけの特別公開をいたします。是非、お見逃しなく!