企画展「近代日本の水彩画-その歴史と展開-」

    茨城県近代美術館 | 茨城県

     この流れをうけつつ,大正期には,日本水彩画会が発足(大正2年)し,同会の画家たちが活躍するようになる一方,古賀春江,萬鉄五郎といった大正期の個性派と呼ばれる画家たちも同会に作品を寄せ,岸田劉生,村山槐多らもすぐれた水彩画を残します。  そして昭和に入り,水彩画の革新を目指した中西利雄は,描法に新たな取り組みを見せて新風を吹き込み,また小堀進は水彩連盟を創立し(昭和15年),さらなる展開を繰り広げていきます。  本展は,明治から昭和に至る水彩画の歴史をふりかえり,その変遷と展開をあらためて検証しようとするものです。日本における水彩画の移入期から,太平洋戦争を経て昭和30年頃までの作品約160点により,その流れを紹介します。  これまで当館では,「小堀進と昭和の水彩画」や「中西利雄展」といった水彩画の企画展を開催して参りましたが,本展のように,明治から昭和にいたる水彩画の歴史をたどる展覧会は,これが初めてとなります。誰でも描いたことがあり,親しみやすい水彩画ですが,名作の数々を通じてその多様な表現をじっくりとご覧下さい。
    会期
    2006年7月22日(土)〜9月3日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:00(入館16:30まで)
    料金
    一般830円(700円)、高大生580円(470円)、小中生350円(230円) ※( )内は20名以上の団体料金
    休館日 毎週月曜日(8月14日(月)の開館日は,展示替えのため休室)
    会場
    茨城県近代美術館
    住所
    〒310-0851 茨城県水戸市千波町東久保666-1
    029-243-5111
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