今回は、関市にお住まいのアブデル ラフマン エルマフムディさんが3年前から集められたエジプトに関する品々の中から、パピルス絵画を中心とするコレクションを紹介します。ラフマンさんはエジプト出身で、現在ALT(外国語指導助手)として関市の小中学校で英語の先生として活躍しておられます。小さいころから自国の歴史や文化に興味を持ち、特に関心のあったパピルスは、いつか自分のコレクションとして手にしたいと思っていたそうです。パピルスには大変高価なものもあるため、子どものころは集めることができませんでしたが、3年ほど前からパピルスをはじめ、帽子や民族衣装などエジプトの文化に関わる品々を集め始めました。
ピラミッドの壁画などに描かれているような人物や動物などが描かれたパピルスは、古代エジプトを感じさせるとても神秘的なものです。また、ガラビアという民族衣装や帽子、アクセサリー、水たばこのパイプなどの生活用品や装飾皿・石像などの民芸品からは、現代エジプト人の生活を肌で感じることができます。
そんな古代から現代までのエジプトの文化に、居ながらにして触れることができるコレクション約50点を展示します。