対決 巨匠たちの日本美術

    東京国立博物館 | 東京都

     日本美術の歴史に燦然と輝く傑作の数々は、時代を代表する絵師や仏師、陶工らが師匠や先達の作品に学び、時にはライバルとして競い合う中で生み出されてきました。直接の影響関係がない場合でも、優れた芸術家たちの作品を比較すると、興味深い対照の妙を見出すことができます。きらめく才能の拮抗により、各時代の造形芸術はより豊潤に、華麗に開花してきたと言えるでしょう。  本展では、このような作家同士の関係性に着目し、中世から近代までの日本美術史に名を刻む巨匠たちを2人ずつ組み合わせ、「対決」される形で紹介します。対となるのは、室町時代の代表的な水墨画家、雪舟等楊と彼に続いた雪村週継、安土桃山時代に天下人の御用を激しく争った狩野永徳と長谷川等伯、琳派芸術の原点となった俵屋宗達と、彼に私淑しそれを発展させた尾形光琳、江戸中期に現れた鬼才の双璧、、伊藤若沖と曽我蕭白、最後の文人画家と呼ばれる富岡鉄斎と近代画壇の重鎮となる横山大観ら12組。国宝10余件、重要文化財約40件を含む計100余件の名品が一堂に会します。巨匠2人が作品の「対決」を、互いにどのような関係であったのか、実際に見て比較することができるのが本展の最大の魅力です。  また本展は日本東洋美術研究誌『國華』の創刊120周年を記念して開催するものです。「対決」という斬新かつ簡潔な視点から日本美術史を見わたすことで、『國華』の研究成果の一端を広く紹介できるよう願っています。
    会期
    2008年7月8日(火)〜8月17日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~18:00
    ※総合文化展は17:00まで
    ※時期により変動あり
    いずれも入館は閉館の30分前まで
    料金
    一般:1500円(1300円/1200円)、大学生:1200円(1000円/800円)、高校生:900円(700円/500円) ※中学生以下無料 ※( )内は前売/20名以上の団体料金 ※障害者とその介護者1名は無料。入館の際に障害者手帳などをご提示ください。 ※オルセー美術館コレクション特別展「フランスが夢見た日本-陶器に写した北斎、広重」(7/1-8/3)は別途観覧料が必要です。
    休館日 月曜日(ただし7月21日(月・祝)は開館、翌22日(火)休館。8月11日(月)は開館
    会場
    東京国立博物館 平成館
    住所
    〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
    050-5541-8600(ハローダイヤル)
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