クリスマスローズは、その華やかな名前とは裏腹にうつむき加減の控えめな花という印象ですが、花の少ない冬の間咲き続け、花のように見えるガク片と呼ばれる部分がなかなか落ちずに咲き続けるので、「《学》が落ちない花」という意味で受験に縁起を担ぐ「合格の花」として、最近では受験生に人気があります。「クリスマスローズの世界展」は2003年2月に本格的なクリスマスローズの展覧会としてサンシャインシティで初開催され、冬の園芸イベントの定番として毎年このシーズンに開催しています。第7回目となる今回は、クリスマスローズの持つ「美しさ」を様々な角度から紹介することをテーマとして、傾向を凝らした様々な企画展示や本イベント限定の生産農業直接販売、ガーデニング界の著名人による各種セミナーなどを実施します。なかでも、香りをほとんど持たないクリスマスローズの仲間の中で唯一甘美な香りを持つ希少原種「H.リグリクス」の香り体験コーナーや、TVやイベントで活躍中の人気フラワーデザイナー今野亮平さんがベルギー発の新フリーズドライ製法「アイスフラワー」加工を施したクリスマスローズを用いて制作したフラワーアレンジメント作品の展示は注目です。
クリスマスローズをご存知ない方をはじめ、最近興味を持たれた初心者の方、熱心な愛好家の方まで、皆様に新たな魅力を発見していただけるイベントを目指します。