
鳥取県立美術館「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」会場 ©水木プロダクション
「ゲゲゲの鬼太郎」などで知られる漫画家・水木しげるの妖怪画に焦点を当てた展覧会が、水木しげるの故郷・鳥取にある鳥取県立美術館で開催されている。
水木は幼少期から妖怪に関心をもち、民間伝承、古典資料などをもとに、独自の世界観を築いてきた。
展覧会では妖怪画を描く参考として収集した書籍や関連資料などを通して、水木の妖怪画の創作の過程を紹介する。
妖怪の着想に影響を与えた鳥山石燕『画図百鬼夜行』や柳田國男『妖怪談義』など水木所蔵の資料も展示される。
また、美術館のフリースペースには、美術家・髙橋匡太による光のインスタレーション《雲の故郷へ》が登場。
県内で実施されたワークショップで参加者とともに旅をした「雲の風船」や、来場者の写真を用いた「鳥取百寄野行絵図」などで構成され、幻想的な空間を演出する。
ひびのこづえが伝承をもとにユニークな衣装をデザインする、ダンスパフォーマンス[ヨーカイ YOKAI]では、ダンサー・振付家の島地保武がユーモラスに振付・演出、小野龍一の音楽が妖怪の世界を彩り、オーディションで集まったダンサーたちが予測不可能なドラマを繰り広げる。
企画展「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 ~お化けたちはこうして生まれた~」は鳥取県立美術館 企画展示室で、7月19日~8月31日に開催。観覧料は一般 1,500円など。

鳥取県立美術館「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」会場 ©水木プロダクション

鳥取県立美術館「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」会場 ©水木プロダクション

鳥取県立美術館「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」会場 ©水木プロダクション

鳥取県立美術館「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」会場 ©水木プロダクション