唐招提寺金堂平成大修理記念 国宝 鑑真和上展

    奈良国立博物館 | 奈良県

     鑑真和上(688~763)は、天平勝宝5年(753)に唐から来日しました。最初に渡日を志してから約12年、その間、5度にわたる渡航の失敗を経験し、さまざまな危険にも遭遇しました。それでも、幾多の苦難に屈せず仏教伝道のため来日を目指した鑑真和上の強い意思は、現代の我々にも深い感銘を与えます。本展では、在りし日の和上の姿を鮮明に伝える肖像彫刻の名品鑑真和上像や、和上の出家から渡海、そして遷化までを描いた東征伝絵巻を展示し、その偉業を讃えます。  鑑真和上が創建した唐招提寺には、堂舎・仏像・工芸品等々、信仰の所産が数多く伝来しています。特に、奈良時代の建築物が、境内に金堂・講堂・経蔵・宝蔵と4棟も現存する例は他にありません。この4棟のうち、天平の甍として知られる金堂(国宝)は、屋根や柱に傷みが目立ってきたため、ここ10年にわたり解体修理がおこなわれてきましたが、その修理が本年の秋に完了し、新しい姿でお披露目されます。本展では、これを記念し、金堂内の四天王像をはじめとする数々の寺宝を展示し、唐招提寺の千ニ百余年の歴史を紹介します。  伽藍と寺宝を守り伝えたのは各時代の僧侶であり、彼等の心の支えとなったのが和上の教えでした。本展は、信仰に支えられ脈々と受け継がれてきた文化遺産の有り難さ、そしてそれを次代へ伝えていくことの大切さを再認識する絶好の機会になるものと確信いたします。
    会期
    2009年4月4日(土)〜5月24日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:00(入館は16:30まで)
    毎週土曜日は20:00まで(入館は19:30まで)
    料金
    一般:1,200円(1,000円)、高校生・大学生:800円(600円)、小学生・中学生:500円(300円) ※障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料 ※4月22日(水)および5月22日(金)は「夫婦の日」につき、ご夫婦で観覧される方は一般料金の半額となります。 ※この観覧料金にて平常展もご覧になれます。
    休館日 毎週月曜日(ただし5月4日は開館)
    会場
    奈良国立博物館
    住所
    〒630-8213 奈良県奈良市登大路町50
    050-5542-8600(ハローダイヤル)
    050-5542-8600 (ハローダイヤル)
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