-山を愛した版画家- 畦地梅太郎と山口進

    須坂版画美術館・平塚運一版画美術館 | 長野県

    長野県にゆかりの深い二人の木版画家、畦地梅太郎(あぜち・うめたろう1902-1999)と山口進(やまぐち・すすむ 1897-1983)の作品をご紹介します。 畦地梅太郎は「山男」シリーズの版画で知られる版画家です。愛媛県に生まれ、上京して画家を志した畦地は、版画制作を始めた当初はもっぱら都会風景を描いていました。畦地が山という生涯のテーマと出会ったきっかけは、1937(昭和12)年の夏に仕事で訪れた軽井沢で、煙を噴き出す浅間山を見たことでした。展示している《火山》はこの年に早速つくられ日本版画協会展に出品された作品です。以降、畦地は実際に各地の山々を歩き、山の風景の連作にとりくみます。北アルプスなど信州の山々もしばしば描かれています。戦後になって作品に登場した「山男」は、現在も多くの人に愛されています。 長野県箕輪町出身の山口進は、画家を目指して上京し、やがて木版画制作の道へとすすみました。山口の木版画は、絵具のにじみを効果的にもちいた独特な表情が持ち味です。山口もまた登山愛好家で、山岳風景を木版画に描きました。戦後は郷里の伊那谷へ戻り、信州の山々を描いた作品を数多くてがけました。二人の「山の版画家」による作品をお楽しみください。
    会期
    2012年1月26日(木)〜4月11日(水)
    会期終了
    開館時間
    9:00~17:00
    ※1月・2月は9:30~16:30
    休館日 会期中無休
    公式サイト http://www5.ocn.ne.jp/~su-bunka/hanga.htm
    会場
    須坂版画美術館・平塚運一版画美術館
    住所
    〒382-0031 長野県須坂市野辺1386-8
    026-248-6633
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