宮沢賢治・詩と絵の宇宙 ─理想郷 イーハトーブを夢みて─

「銀河鉄道の夜」、「風の又三郎」、そして「雨ニモマケズ」など、37年の短い生涯で宮沢賢治が遺した多くの童話や詩は、世界中の多くの人々に親しまれ、また多くの芸術家にさまざまな視覚的、聴覚的なイメージを喚起させてきました。 本展は、賢治の手による絵画や、賢治作品に触発された後世の画家等が描きあげた様々な絵本や挿絵の原画200点余りを展示することにより、賢治が発した未来へのメッセージを受け止めようとする展覧会です。 美しい故郷、親しい人々に寄り添い続けた宮沢賢治の物語の世界は、震災を経、復興の途にある私たちに優しく語りかけ、明日への勇気をもたらしてくれるでしょう。