最近とても増えたイマーシブアートイベントを、今回初めて体験してみました。何の予備知識もなく行ってみましたが、さて、どのように楽しんだでしょうか?
大阪の堂島リバーフォーラムで始まった「Immersive Museum OSAKA 2025 印象派と浮世絵 ~ゴッホと北斎、モネと広重~」を訪ねました。

堂島リバーフォーラム会場エントランス
テーマは印象派と浮世絵、題材としては親しみのあるもので、両者の時代的背景やお互いの影響点などはある程度想像がつきます。しかもビジュアルはいずれも巨匠たちによる超有名作品です。8つのコンテンツが展開しながら鑑賞者の気持ちを盛り上げてくれるようです。いざ、会場へ!
映像会場は当然のこと暗かった。
ポチポチと見える床の丸いものがクッションと判明するまで数秒。
あ~座って鑑賞するんですね。
ゴッホの浮世絵コレクションを中心に、名画が大きく360度の壁から床までも走るように映し出されます。
北斎の浪裏が動く・動く!
私は舟に乗る一員です・・あっ、波にのまれました。(笑)

ゴッホの浮世絵コレクションが映像で浮かびます

どっぷり大波をかぶった気分
次の名画が現れ、どんどんそこへ向かって進むと立体感が生まれてまるで風景の中に入っているような感覚になります。

江戸やヨーロッパの町並みを時空を超えてアート没入体験
ゴッホやモネはジャポニスムの影響を大きく受け、浮世絵のエッセンスを取り入れた作品を描くことがありました。印象派の名画と浮世絵のよく似た作品がペアで並んで次々と登場しました。

印象派と浮世絵の類似テーマが見えてくる展開

絵画の中へ没入感満載
動きある時間と、フォトタイムがありますので、お気に入りの映像をバックにゆっくりと写真をとることも忘れないでください。

四方の壁と床にまで投影
あっという間の体験でしたが、好きな場所からリラックスした姿勢で、かつ積極的に自分の目で名画を追いかけて楽しむことがコツかな?と感じました。ポジションを移動して鑑賞することもお勧めです。
会場を出ると、関連のミュージアムグッズも並んでいました。そしてもう一つ、楽しいことが待っていました。AIゴッホさんとAI北斎さんが私をモデルに描いてくれるというのです(体験料は500円です)。

AIゴッホさんとAI北斎さんがあなたをモデルに描いてくれます

本日の私です なんとなく雰囲気でてます
こちらがAI北斎さんの作品です。京都の背景を希望したのに富士山?違うよ~と思いましたが、あ!さすが富士山大好き北斎さん!と気が付いた私でした。きっと人気で行列になっていると思いますが、是非お勧めします。QRコードを貰えば貴重な画像がダウンロードでき、記念の1枚がゲットできました。
リバーフォーラムでは3回目の開催。見るアートから体験するアートへとこれからもいろんなテーマでイマーシブイベントは進化してゆくと思います。この夏、まずは名画に没入する感覚を楽しんでみてください。
[ 取材・撮影・文:ひろりん / 2025年5月30日 ]