特別展観　遊び

「遊び」と聞いてみなさんは何を思い浮かべますか？遊びという言葉はもともと神々にささげる歌や踊り、狩りや宴などを意味したようです。神事や祭礼としての「遊び」はやがて、人々の楽しみのためだけに催されるようになりました。ひとたび人々の楽しみとなれば、遊びの創造力は無限です。趣味や芸道のように真剣な遊びもあれば、料亭や遊里で浮かれさわぐ遊びもあるでしょう。 この展覧会では、神仏にささげた歌舞音曲から子供の人形遊びまで、京都国立博物館が収蔵する多彩な美術品の中に遊びの姿を追いかけます。