企画展示「受贈記念 中西 勝展」

    神戸ゆかりの美術館 | 兵庫県

    洋画家 中西 勝は、1924(大正13)年、大阪に生まれました。幼い頃より絵を描くことに親しみ、大阪の中之島洋画研究所、東京の川端画学校などを経て、1943(昭和18)年、帝国美術学校(現 武蔵野美術大学)に入学しました。しかし学徒出陣により中国大陸での厳しい軍隊生活を経験し、悲惨な戦争体験から大きな影響を受けたといいます。 戦後1949(昭和24)年には、神戸市立西代中学校の美術教諭に着任し神戸に転居しました。同年、宮本三郎、田村孝之介らが創立した第二紀会(現 二紀会)の第3回展に初出品、二紀大賞受賞を果たすと現在に至るまで同会を主な活動の舞台としています。 また田村が主催する六甲洋画研究所などで後進の指導にあたる一方、人体をデフォルメし抽象化させる画風を展開していた1965(昭和40)年、中西は夫人とともに世界各地をめぐる旅へ出発しました。約4年半の歳月をかけ、自家用車で20数か国を訪れたこの旅で、多くの人、もの、風景と出会い貴重な体験と豊かな糧を得ました。帰国後、特にモロッコやメキシコなどの伝統文化と人々の生活に触発された母子像などを描くようになり、以降神戸を基盤に精力的な活動を続けています。1972(昭和47)年には第15回安井賞、74(昭和49)年と76(昭和51)年には兵庫県と神戸市の文化賞をそれぞれ受賞しました。 本展では、2015(平成27)年に作者ご本人から神戸市に寄贈された50点の作品を展観します。戦時中の初期作品から近年の作品までの代表的作品を通して、これまでの画業を振り返ります。
    会期
    2015年4月4日(土)〜7月12日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~17:00(入館は16:30まで)
    料金
    一般 200円(150円)/小中高・65歳以上 100円(50円)
    ※()内は30名以上の団体料金
    ※のびのびパスポート持参の方は無料
    ※5月17日(日)は国際博物館の日記念事業で入館無料
    公式サイト http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/yukarimuseum/tenrankai/index.html
    会場
    神戸ゆかりの美術館
    住所
    〒658-0032 兵庫県神戸市東灘区向洋町中2丁目9-1
    078-858-1520
    おすすめレポート
    学芸員募集
    北海道標津町文化財担当職員募集 [標津町ポー川史跡自然公園]
    北海道
    新居浜市美術館 学芸員募集中 [あかがねミュージアム(新居浜市美術館および新居浜市総合文化施設)]
    愛媛県
    佐賀県職員(文化財保護主事〔埋蔵文化財分野〕)募集【令和7年度 [佐賀県庁、県立博物館、県立図書館]
    佐賀県
    ★楽しく わかりやすく 伝える仕事★ 大阪市下水道科学館 副館長(事業ディレクター)募集! [【大阪市下水道科学館】大阪市此花区高見1丁目2-53]
    大阪府
    大阪府所蔵美術作品の活用・保全に取り組んでくださる【学芸員】を募集します [大阪府庁(咲州庁舎)]
    大阪府
    展覧会ランキング
    1
    東京都美術館 | 東京都
    ミロ展
    開催中[あと15日]
    2025年3月1日(土)〜7月6日(日)
    2
    三菱一号館美術館 | 東京都
    ルノワール×セザンヌ ―モダンを拓いた2人の巨匠
    開催中[あと78日]
    2025年5月29日(木)〜9月7日(日)
    3
    東京国立博物館 | 東京都
    イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~
    開催中[あと43日]
    2025年3月25日(火)〜8月3日(日)
    4
    TOKYO NODE | 東京都
    デザインあ展 neo
    開催中[あと94日]
    2025年4月18日(金)〜9月23日(火)
    5
    CREATIVE MUSEUM TOKYO | 東京都
    HOKUSAI - ぜんぶ、北斎のしわざでした。展
    開催まであと84日
    2025年9月13日(土)〜11月30日(日)