―太地の古式捕鯨―

    鯨とり

    和歌山県立博物館 | 和歌山県

    江戸時代のはじめ、組織的に編成された鯨舟で鯨を追い、銛を打ちこんで鯨をとらえる突取法の技術が導入されて以来、太地浦では本格的な古式捕鯨が行われるようになりました。その後、17世紀の後半になると、網を使って鯨の行動範囲を狭める方法を加えた網取法が考案され、さらに多くの鯨をとらえることができるようになります。 一般の魚類に較べてはるかに巨大な鯨は、捕獲には危険を伴うものの、肉や油のほか、多くの有用な部分を得ることができることから、「一頭取れると七浦潤う」といわれるほど収益の多いものでした。また、捕鯨や解体以外にも、捕鯨に関連するさまざまな業種を含む大規模な経営が、太地浦では行われていました。 このたびの企画展では、江戸時代を通じて行われた太地浦での古式捕鯨と、それに関わる文化について紹介いたします。江戸時代において、こうした捕鯨の産業や文化が、太地やその周辺地域に確かに存在したことを、あらためて認識していただければ幸いです。
    会期
    2015年11月10日(火)〜12月6日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:00(入館は16:30まで)
    料金
    一般280円(220円)、大学生170円(140円) 
    ※( )内は20人以上の団体料金。
    ※高校生以下・65歳以上・障害者は無料。
    ※和歌山県内に在学中の外国人留学生は無料。
    休館日 月曜日(ただし、11月23日(月・祝)は開館、翌24日(火)は休館)
    公式サイト http://www.hakubutu.wakayama-c.ed.jp/
    会場
    和歌山県立博物館
    住所
    〒640-8137 和歌山県和歌山市吹上1-4-14
    073-436-8670
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