特集展示『名刀聚英―永藤一の愛刀―』

京都国立博物館 | 京都府

永藤一氏(1909~1999)は20世紀の関西を代表する愛刀家です。永家は近江商人の流れを汲んだ家系で、氏の代になってからは主に製薬関係の仕事を行いました。戦後の混乱期を経ても精力的に事業に取り組み、その交友関係は政財界の重鎮から、重要無形文化財保持者などの文化人にまで及ぶ広く深いものでした。また、永氏は経営者であると同時に、妥協を許さない研究者でもありました。氏が昭和34年に名古屋大学医学部に提出した博士論文は、昭和46年に使用禁止措置が取られることになる劇薬について書いたものであり、氏はこれに先立つ12年も前からこの薬害に対して警鐘を鳴らしていたのです。永氏の実業家としての交友の広さと、研究者としての鋭敏な感覚、実証主義に基づく地道な研究姿勢は氏の刀剣コレクション形成にも大きな影響を与えました。永藤一コレクションの真骨頂は単なる名品蒐集に終わることなく、刀工間の技術系譜の解明に心血を注いだ点にあります。新藤五国光より始まる相州様式の出現とその展開を解明すべく、名工・正宗を生涯追い求めた彼のコレクションは、美術性の高さは当然として、資料性の極めて高い唯一無二の作品に満ち溢れているのです。京都国立博物館では氏の存命中より所蔵作品の寄託を受けており、その縁あって平成28年度にご遺族のお申し出からコレクションの大半をご寄贈いただきました。今回これらの名刀をご紹介する特集展示を開催いたします。名物・秋田藤四郎をはじめ、正宗の系譜を引く左文字や秋広の短刀など、刀剣文化を愛し、数々の名品を見出してきた永藤一ならではのコレクションをご堪能ください。
会期
2017年6月13日(Tu)〜7月17日(Mo)
会期終了
開館時間
9:30~17:00
(入館は閉館30分前まで)
※特別展期間中は延長あり
料金
一般520円 (410円) 大学生260円 (210 円)
* 高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料 *( )団体20名以上
休館日月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)
公式サイトhttp://www.kyohaku.go.jp/jp/
会場
京都国立博物館 平成知新館(1F-2・5室)
住所
〒605-0931 京都府京都市東山区茶屋町527
075-525-2473(テレホンサービス)
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特集展示『名刀聚英―永藤一の愛刀―』
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