東京国立近代美術館「眠り展:アートと生きること」会場
「眠り」をテーマに生み出された絵画、版画、素描、写真、立体、映像などの作品を紹介する展覧会が始まる。
国立美術館(東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立西洋美術館、国立国際美術館、国立新美術館、国立映画アーカイブの6館)による合同展で、巨匠・ゴヤを案内役に、ルーベンス、ルドン、藤田嗣治、内藤礼、塩田千春など古今東西のアーティスト33人の作品約120点を紹介するもの。
展覧会は序章、終章を含む7章構成。展示室の設計デザインをトラフ建築設計事務所が、グラフィックデザインを平野篤史氏(AFFORDANCE)が手がける。
繰り返される「眠り」にちなんで、展覧会のもうひとつのテーマが「持続可能性」(sustainability)。少しでも環境の保全を目指すべく、前会期の企画展「ピーター・ドイグ展」の壁面の多くを再利用している。
国立美術館合同展は「陰影礼讃」(2010 年)、「No Museum, No Life? ーこれからの美術館事典」(2015 年)に続いて3回目となる。
「眠り展:アートと生きること ゴヤ、ルーベンスから塩田千春まで」は東京国立近代美術館で2020年11月25日(水)~2021年2月23日(火・祝)に開催。観覧料は一般 1,200円など。