
2019年4月22日(月)、東京・墨田区のすみだ北斎美術館で「北斎のなりわい大図鑑」展のプレス向け内覧会が開かれた。
葛飾北斎(1760-1849)一門による、江戸時代の生業(なりわい)を描いた作品を展示する企画展。
展示構成は「ものを売る生業」「自然の恵みをいただく生業」「人を楽しませる生業」「ものを運ぶ生業」「ものを作る生業」「生業いろいろ」の6章構成。
漁師と塩をつくる人の姿が見える《冨嶽三十六景 東海道江尻田子の浦略図》、駕籠かきを描いた《百人一首宇波か縁説 藤原道信朝臣》、大津絵師が描かれた《五十三次江都の往かい 大津》など、計102件の作品を展示(前後期通じて)。
働く人々に向けられた北斎のまなざしを通して、江戸の生業を紹介する。
北斎の肉筆画《蛤売り図》は初公開。題名を記した資料から、これまで蜆売り(しじみうり)と思われていたが、貝の描写から蜆ではなく蛤であると判明した。
「北斎のなりわい大図鑑」は、すみだ北斎美術館で2019年4月23日(火)~6月9日(日)に開催。観覧料は一般 1,000円など。会期中に展示替えが行われる。
発信:インターネットミュージアム
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