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    レポート
    アメリカン・ポップ・アート展
    国立新美術館 | 東京都
    ウォーホルの最高傑作が初来日
    今から半世紀前の1960年代。ポップ・アートがまだ評価を確立する以前からその真価を見抜き、作家を直接支援することによって、個人コレクションとしては世界最大級のポップ・アート・コレクションを築き上げたジョン・アンド・キミコ・パワーズ夫妻。ウォーホル最重要作品の一つ《200個のキャンベル・スープ缶》をはじめとした数々の名作が、ついに日本にやってきました。
    左から、アンディ・ウォーホル《キャンベル・スープ II》1969年、アンディ・ウォーホル《200個のキャンベル・スープ缶》1962年
    会場入口
    会場
    内覧会で挨拶するキミコ・パワーズ氏
    グッズ売り場も華やか
    キャンベル・スープ缶の形をしている音声ガイドシートと、子供向けの鑑賞ガイド
    日本美術および現代美術の両分野における、世界有数のコレクターとして知られるジョン・アンド・キミコ・パワーズ夫妻。ジョン・パワーズ氏は1957、8年頃から現代美術のコレクションをはじめ、63年に結婚したキミコ氏とともに、アンディ・ウォーホルやジャスパー・ジョーンズ、ロイ・リキテンスタインらと個人的にも親しく交流し、作家を支援していきました。

    そのコレクションは、来日したキミコ・パワーズ氏も「何点あるか分からないくらい」というほどで、多くの重要な作品を含んでいるにも関わらず、米国の美術館でもその全貌を紹介する機会が持たれたことは一度もありませんでした。

    今回は巨匠たちによる1960年代の代表作を中心に、絵画、彫刻、素描、版画、マルティプル等、約200点が来日。会場はアーティスト別の構成で、アメリカン・ポップ・アートの世界を総合的に紹介しています。

    1960年代~70年代のアートシーンを席巻したポップアートですが、実はまとまった形でのポップアート展は日本ではほとんど開催されてきませんでした。著作権の関係もあってウェブで紹介できる写真が少な目で恐縮ですが、大注目の展覧会。会場には若い男女の姿が多く目につきました。
    [ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2013年8月8日 ]

    現代アートの巨匠(BT BOOKS)

    美術手帖編集部 (編集)

    美術出版社
    ¥ 2,940

     
    会場
    会期
    2013年8月7日(水)~10月21日(月)
    会期終了
    開館時間
    <企画展>
    10:00~18:00
    ※当面の間、夜間開館は行いません。
    ※入場は閉館の30分前まで
    <公募展>
    10:00~18:00
    ※美術団体によって、異なる場合があります。
    ※入場は閉館の30分前まで
    休館日
    毎週火曜日
    住所
    東京都港区六本木7-22-2
    電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)
    公式サイト http://www.tbs.co.jp/american-pop-art2013/
    料金
    一般 1,500(1,100)円/大学生 1,200(1,100)円/高校生 800(600)円
    ※()内は前売および20名以上の団体料金
    ※中学生以下、障害者手帳をご持参の方と付添の方1名は無料
    ※8月9日、10日、11日は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)
    ※前売り券は4月8日から8月6日まで各種プレイガイド等で販売(国立新美術館では5日まで)
    展覧会詳細 「アメリカン・ポップ・アート展」 詳細情報
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