《軽石製獣形品(かるいしせいじゅうけいひん)》

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軽石製獣形品(かるいしせいじゅうけいひん)草野貝塚人(遺跡の出土品) 縄文時代後期(約4,000年前)

鹿児島市立ふるさと考古歴史館

縄文時代の鹿児島の遺跡からは、軽石を素材として“何か”を模した製品が多く出土します。
今回ご紹介する作品も軽石を素材とし、獣の目や脚を簡略化して表現した作品になります。
鹿児島市の草野貝塚で出土した動物の骨の6割以上はイノシシで、全ての動物の中で最も高い割合を示しました。
この「軽石でできた獣」は、草野貝塚の人々にとって最も身近な動物であったイノシシを表現していると考えられます。
豊かな自然へ込められた縄文人の想いを感じ取れる作品です。

担当者からのコメント:草野貝塚では、イノシシの骨や牙を素材とした釣針やアクセサリーが数多く出土しています。
自然の恵みをあますところなく利用した縄文人の姿に私はいつも感心しています。
食べてよし!、使ってよし!、飾ってよし!のイノシシ。
どうでしょう?
よくよーく見てみたら、火山灰をものともせず、シラス台地を元気に駆けまわり飛び跳ねたイノシシの姿に見えてきませんか?

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