高梁市歴史美術館開館25周年企画展「もののふの系譜～高梁を治めた武士～」

現在の岡山県西部はかつて備中国と呼ばれ、戦国時代には有力大名の勢力圏に挟まれたいわゆる境目地域でした。その影響により、江戸時代には所領が錯綜する地域となり、様々な領主による統治がなされました。なかでも現在の高梁市街地である備中松山城下は、備中国の政治・経済の拠点の一つとして栄えましたが、備中松山城主を務めた大名家は、転封や御家断絶により目まぐるしく移り変わりました。 本展では、高梁市歴史美術館開館25周年を記念した展覧会として、備中松山藩領をはじめ現在の高梁市域を治めた小堀家、水谷家、山﨑家、板倉家など様々な武士にまつわる刀剣や甲冑、古文書等の名品を一堂に集め、それぞれ個性を有する江戸時代の”もののふ”の生き様に注目し高梁の歴史をご紹介します。