狩野派門下の三条画人　狩野永雲展

　嘉永3年（1850）に三条町に生まれた永雲は、15歳の時江戸へ出て、中橋狩野家15代の狩野永悳立信に学びました。明治になってから「狩野」の姓を名乗ることを許されたとされています。昭和9年（1934）、85歳で没しますが、かなり晩年まで制作活動を続けています。 　作品は、色彩および画題も多岐にわたります。画歴についても、今までの通説とは違う事実、新たな事実がいくつか判明し、図録や展示解説でも紹介しています。後期には作品の入替えを行いますので、どうぞお楽しみください。