「秋田の現在I 洋画界の精鋭たち -自由美術・秋田の軌跡-」

    秋田県立近代美術館 | 秋田県

     当館では各展覧会ごとにお客様にアンケートを実施して貴重なご意見・ご要望をうかがってまいりました。そんな中で毎回「秋田県出身作家の作品を」、「秋田の美術界の動向を知りたい」、「所蔵品作家の現在を知りたい」など多くの声をいただいています。これを受けて秋田の美術界の状況を現在進行形でとらえてみようというシリーズ展を企画いたしました。  今回はその第一弾として、昭和40年代から旺盛な活動を続けている「自由美術・秋田」をご紹介いたします。  自由美術協会は、1937(昭和12)年日本美術界に自由で新しい純粋造形の創造をめざして長谷川三郎(1906-1957)、村井正誠(1905-1999)、山口薫(1907-1968)、浜口陽三(1909-2000)、瑛九(1911-1960)らによって結成された美術団体です。戦後、二度の分離(モダンアートと主体美術)も経験しています。  1965(昭和40)年1月、「自由美術の特色は写実性・抽象性ともに多様でありながら現代社会に息づく新鮮な感性を構築することにあり、さらには虚飾を排し美しく、力強い自由な個性表現が求められていることに共鳴した」と語る池内茂吉は、村山良一、草薙隆、長尾義郎、村田俊作とともに自由美術秋田グループを結成します。同年8月には第1回グループ展を開催以後毎年の展覧会と定期的な研究会を開催しながら研鑽を積み、美術団体として堅実な活動を続けて現在に至っているのです。こうした足跡は、1966(昭和41)年に創刊され、今年第41号を発行した機関誌『人間』に記録されています。  本展では、自由美術・秋田を結成した池内茂吉、草薙隆を第一世代、70年代からその実力を発揮しはじめた斎藤昇、木村恭己を第二世代、80年台以降の若手を代表する樫尾直を第三世代として、この5名の作家を中心に、現会員、物故会員の作品も合わせて展示いたします。当館所蔵作品のほか、それぞれの近作も出品されますので、どうぞお見逃しなく。
    会期
    2006年9月2日(土)〜10月22日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:00(入館16:30まで)
    料金
    一般400円、学生300円、小・中学生200円 ※団体20名様以上1割引
    休館日 会期中無休
    会場
    秋田県立近代美術館
    住所
    〒013-0064 秋田県横手市赤坂字富ケ沢62-46 (秋田ふるさと村内)
    0182-33-8855
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