企画展「日本美術院五浦移転100年 天心と日本美術院の俊英たち」

    茨城県天心記念五浦美術館 | 茨城県

     明治31年(1898)、岡倉天心は横山大観ら新進気鋭の画家たちを率いて、新たな活躍の場日本美術院を創立した。意気揚々と旗揚げした日本美術院は、急激な西洋化が進む世相を背景に、新しい時代にふさわしい日本画の創造をめざすが、大観らを中心とする院のメンバーが実験的に行った新しい画法・朦朧体が世の不評をかい、院の活動は衰退の一途をたどっていった。この状況を打開するため、天心は明治39年(1906)、日本美術院第一部(絵画)の五浦移転を決行した。  五浦の日本美術院研究所では、横山大観、下村観山、菱田春草、木村武山が天心に従ってこの新天地に移り住み、日夜厳しい態度で制作に励んだ。また、天心に力量を認められた今村紫紅や安田靫彦ら若き俊英たちも五浦に招かれ、文部省美術展覧会(文展)など中央画壇において活躍する礎を築いていった。  本展覧会では、日本美術院が五浦に移転して100年になるのを記念し、大観、観山、春草、武山をはじめ、天心の薫陶を受けた俊英たちの作品約70点を展示。また、天心が五浦を訪れるきっかけをつくった北茨城市出身の画家・飛田周山の作品も見どころの一つである。暗中模索しながら理想に向かって進む彼らの作品は熱気にあふれ、新日本画の創造に力を尽くした天心や若き画家たちの心意気を紹介する。
    会期
    2006年10月21日(土)〜11月26日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:00(入館は16:30まで)
    料金
    一般600(500)円、高大生400(300)円、小中生200(150)円 ※( )内は20名以上の団体料金及び入館引換券(JR東日本びゅうプラザ、みどりの窓口で10月7日から発売)料金 ※昭和13年(1938)4月1日以前に生まれた方と障害者手帳をご持参の方等は無料 ※土曜日は高校生以下無料 ※11月13日[月]は茨城県民の日の為無料
    休館日 月曜日(ただし11月13日[月]は茨城県民の日のため開館)
    会場
    茨城県天心記念五浦美術館
    住所
    〒319-1703 茨城県北茨城市大津町椿2083
    0293-46-5311
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