首藤淳さんと仲築間英人さんによる新聞の掲載小説のさし絵の原画展です。ブナの絵を通して環境問題を訴え続けている首藤さんと二紀会同人の仲築間さんは、教員になりたての若い時期を臼杵市で過ごし、共同でアトリエを持ち共に研鑽した、臼杵に縁の深い画家です。
作品は昨年から今夏にかけて新聞に掲載されたものです。漱石の【硝子戸の中】と龍之介の【羅生門】【杜子春】【芋粥】の世界を二人の画家がどう表現したのか。原画ならではの微妙なタッチと迫力の画面をお楽しみ下さい。8月19日(日)午後2時からお二人によるギャラリートークも開催いたします。作家ならではのさし絵制作時のエピソードなど内輪話が聞けるまたとないチャンスです。ぜひご参加下さい。
【首藤淳さんのプロフィール】
臼杵市市浜に生まれ、大学卒業後、小・中学美術教諭として勤務。1980年代後半より、制作テーマを【ブナの森】にしぼり、毎年東北へスケッチ旅行。1991年個展「ブナの森の四季」(東京・新宿朝日ギャラリー) 以後、地元を中心に度々個展を開催。定年退職後、くじゅう飯田高原に山地を購入し、ブナの植林活動を始める。現在、大分県美術協会委員、臼杵市美術協会副会長
【仲築間英人さんのプロフィール】
大分市坂ノ市に生まれ、大学美術科卒業後、中学教諭として勤務。「グループGEN展」、「新潮流展」などに参加。定年退職後、ネパールなど3ヶ国旅行 以後02年西インド、05年パキスタン・中国を旅行。現在、大分県美術協会委員、二紀会同人、大分文理大学非常勤講師。