柚木沙弥郎展

神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 | 神奈川県

今年90歳を迎える染色作家、柚木沙弥郎(ゆのき さみろう)の新作を含む展覧会です。柚木は1922年、東京・田端に生まれました。祖父・玉邨は南画家、また父・久太は洋画家と芸術的な環境に育ち、東京大学で美学美術史を学びますが、第二次世界大戦が勃発し、学徒出陣しました。復員後、父祖の郷里である倉敷の大原美術館に勤めた柚木はそこで、柳宗悦らの提唱する「民藝」に出会い、芹沢銈介(せりざわ けいすけ)に師事するなかで染色の道を歩み出しました。しかし「民藝」を基点としながらも、柚木の世界には型にとらわれない、自由な精神の飛翔ともいうべきユーモラスな軽みが感じられるでしょう。長年の制作を経て到達した鮮やかな色彩と躍動する形の調和の世界――。 本展では型染布とあわせて、作家が精力的に取り組んできた本の仕事も紹介いたします。村山亜土(あど)(1925-2002)は画家・劇作家・演出家の村山知義と詩人・童話作家の籌子(かずこ)の長男として東京に生まれた児童劇作家です。柚木と村山亜土との「出会い」は、亜土の死後に始まります。 《トコとキキとグーグー》(2004年) や《雉女房》(2005年)は、柚木が村山亜土の遺稿をもとに制作した絵本や水彩素描です。また、シリーズ《夜の絵》(2005年)では、小さな布のコラージュが言葉に触れ合うように施されています。光があとかたもなく消えてゆく夜への鎮魂が、「雨だれ」の響きとなって伝わってくるでしょう。
会期
2012年4月7日(Sa)〜6月10日(Su)
会期終了
開館時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日
月曜日(ただし祝日および振替休日の場合は開館)
展示替期間
年末年始(12月29日~1月3日)
公式サイトhttp://www.moma.pref.kanagawa.jp/public/HallTop.do?hl=a
会場
神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
住所
〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1
0467-22-5000
柚木沙弥郎展
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