マティスとルオー展 ―手紙が明かす二人の秘密―

    パナソニック汐留美術館 | 東京都

    1906年8月30日、アフリカ旅行から戻った36歳のマティスは、「中でも砂漠はすごかった」と、その強い印象を友人のルオーに書き送ります。国立美術学校で共に学んで以来、この二人の偉大なフランス人画家が交わした膨大な手紙のやりとりは、マティスが亡くなる前年の1953年まで、断続的ながら実に約半世紀に渡って続きました。 全く異なる画風を確立したマティスとルオーは、一方でフランス絵画の輝かしい伝統の継承者としての誇りと責任感を共有していました。それは、外国人を受け入れて輝きを増すフランス、あるいは第二次世界大戦に苦悩するフランス、そのいずれにあっても揺らぐことなく、自らの絵画で回答し続けた姿勢にも表れています。例えば、戦争を機に描かれたマティスによる《ラ・フランス》とルオーによる《聖ジャンヌ・ダルク》は、自由なフランスを象徴する堂々とした女性を描いてその白眉といえるでしょう。 本展では、二人や家族の手紙を紹介しながらその時期の絵画作品を展覧します。マティスの静物画《スヒーダムの瓶のある静物》をはじめとする貴重な初期の作品や、ルオーの重要な版画集『気晴らし』の油彩原画シリーズの全点出品など、フランスからの初来日作品を含む合計約140点を通して、マティスとルオーの友情の秘密に立体的に迫ります。
    会期
    2017年1月14日(土)〜3月26日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~18:00(入館は17:30まで)
    料金
    一般:1,000円 65歳以上:900円 大学生:700円 中・高校生:500円 小学生以下:無料
    20名以上の団体:各100円割引
    障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料で入館可能
    休館日 1月18日、25日/ 2月1日、8日、15日
    公式サイト http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/17/170114/index.html
    会場
    パナソニック汐留美術館
    住所
    〒105-8301 東京都港区東新橋1-5-1  パナソニック東京汐留ビル4階
    050-5541-8600(ハローダイヤル)
    マティスとルオー展 ―手紙が明かす二人の秘密―のレポート
    2
    手紙で紐解く、巨匠の友情
    色と形の追及に生涯を捧げたアンリ・マティス(1869-1954)と、20世紀最大の宗教画家であるジョルジュ・ルオー(1871-1958)。全く異なる画風のふたりですが、生涯を通して固い友情で結ばれていました。約半世紀に渡る手紙のやり取りを手がかりに、家族ぐるみの友情の軌跡をたどる展覧会が、パナソニック 汐留ミュージアムで開催中です。
    会場
    会期
    2017年1月14日(土)~3月26日(日)
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