江戸に長崎がやってきた! 長崎版画と異国の面影

    板橋区立美術館 | 東京都

    祝砲を放ちながら長崎港に入港するオランダ船や唐船、ギヤマンの杯や肉料理が並ぶ出島商館員の食卓など、海外との貿易都市である長崎に材を求め、異国趣味に溢れた町の雰囲気を伝える版画があります。江戸中期から100年以上もの間、長崎で版行され、主に土産物として親しまれた「長崎版画」です。 市中にあった複数の版元が、制作から販売まで一貫して手掛けたこれらの版画には、作者の署名どころか、版元名すらないこともしばしばでした。実態は謎に包まれていますが、西洋画法に秀でた荒木如元や川原慶賀、舶来画を鑑定・模写する唐絵目利まで様々な画人が関わったと推測されています。また、版元・大和屋に入婿した磯野文斎のように、合羽摺を主とした長崎版画の世界に、江戸仕込みの本格的な多色摺で挑み、洗練された作品を世に送り出した絵師もいました。 本展覧会は、長崎版画の源流とされる蘇州版画や、その影響が色濃い初期作品から、報道性を盛り込んだ幕末の作品まで約100点により、長崎版画の多彩な魅力を紹介する近年にはない試みです。さらに、長崎で描かれた異国の面影を感じさせる肉筆作品約30点も展示し、長崎版画を取り巻く諸相を探ります。
    会期
    2017年2月25日(土)〜3月26日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:00(入館は16:30まで)
    料金
    一般650円、高・大生450円、小・中生200円
    休館日 月曜日(但し3/20は祝日のため開館し、翌日休館)
    公式サイト http://www.itabashiartmuseum.jp/exhibition/ex170225.html
    会場
    板橋区立美術館
    住所
    〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
    03-3979-3251
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