岡本太郎の写真―採集と思考のはざまに

    川崎市岡本太郎美術館 | 神奈川県

    岡本太郎は若い日に留学したパリで、画家としての方向を模索するかたわら、自分の行く道への裏づけを得たいという切実な思いから哲学や社会学に関心を持ちます。そして人間の生き方の根源を探るべく、パリ大学で民族学・文化人類学を学びました。パリでは、画家だけでなく写真家たちとも親しく交流し、ブラッサイやマン・レイに写真の手ほどきをうけ、引き伸ばし機を譲り受けたり、戯れに展覧会にも出品しています。しかし、岡本が猛烈な勢いで写真を撮りはじめるのは、戦後、雑誌に寄稿した文章の挿図に、自分が見たものを伝える手段としてこのメディアを選んだ時からでした。 こどもたち、風土、祭りの熱狂、動物、石と木、坂道の多い街、屋根、境界。岡本がフィルムに写し取ったイメージは、取材した土地、旅先でとらえられたものです。見過ごしてしまうようなささいな瞬間の、しかし絶対的なイメージ。フィルムには、レンズを通してひたすらに見つめた、岡本太郎の眼の痕跡が残されています。 同展では、岡本がフィルムに切り取ったモチーフ、イメージを軸に、岡本太郎の眼が見つめ捉えたものを検証することで、絵画や彫刻にも通底する彼の関心・思考が探られます。カメラのレンズが眼そのものになったような、岡本太郎の眼差しを追体験してみてください。
    会期
    2018年4月28日(土)〜7月1日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:00(入館は16:30まで)
    料金
    一般 800(640)円/高・大学生・65歳以上 600(480)円/中学生以上 無料

    ※( )内は20名以上の団体料金
    休館日 月曜日(ただし、4月30日は除く)、5月1日(火)
    公式サイト http://www.taromuseum.jp
    会場
    川崎市岡本太郎美術館
    住所
    〒214-0032 神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
    044-900-9898
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