【山種美術館 広尾開館 10 周年記念特別展】 上村松園と美人画の世界

当館が所蔵する､日本画家･上村松園の作品を一挙公開する特別展を開催。京都で生まれ育った松園は､京都府画学校に通い鈴木松年に学んだのち､幸野楳嶺､竹内栖鳳に師事した。江戸や明治の風俗､和漢の古典に取材した女性像を描き､文展や帝展など数々の展覧会に出品を重ねて活躍する。美人画の名手として高く評価され､1948年には女性として初めて文化勲章を受章した。 本展では、上村松園作品とともに、鏑木清方、小倉遊亀、伊東深水、橋本明治らが描いた美人画をご覧いただく。さらに、2014 年に重要文化財に指定された村上華岳《裸婦図》も公開。松園作品とともに、近代・現代のさまざまな画家が女性の姿を描き出した作品をご覧いただきながら、日本画における美人画の世界の豊かな広がりや、その表現の展開をお楽しみいただく展覧会。 ※会期中に一部展示替えあり