明るい入り口は「市役所」。ここで市民登録して「お仕事ノート」をもらいます
仕事探しはハローワークで。となりは銀行です
お菓子屋さんで売っているのは、紙粘土で作ったスイーツ
仕事の後は、売り上げの集計
未就学児が遊べる「ひだまりパーク」
しごと・ものづくり体験は4階で。デジタル工房ではコマ撮りアニメづくりなどに挑戦
2013年1月にオープンしたま・あ・る。JR清水駅西口のすぐ前、高層ビルの3~4階にあります。
施設の3階にあるのが、冒頭でご紹介したこどものまち「こどもバザール」です。こどもに職業を体験させる取り組みはよく見られますが、まち全体の運営までこどもたちが主体で行うのは、珍しい試みです。
ここで楽しむには、まず「市役所」で市民登録して「お仕事ノート」をもらうことから。まちには文房具店、名刺屋、お菓子屋など多くの店があり、ハローワークで仕事を探します。商品を作ったり、売り場に立ったりと、仕事の内容はさまざま。仕事を教えてくれる店長も、もちろんこどもです。仕事をしたら、店長がお仕事ノートにチェック。これを銀行に持っていくと、お給料(タウンマネー)が支払われ、そのお金で店で売っている商品などを買うことができる、という流れです。
仕事を探す、働く、お給料をもらう、お金を使う。小さなまちですが、ここには経済の流れが集約されているのです。
こどもバザールの運営は、基本的にこどもが主体。館のスタッフやボラティアの大人もいますが、あくまでもサポート役に徹しています。
現在出ている店は、開館前に集められたこどもたち「開館準備リーダーズ」が、自分たちでどんな店を作ればいいか、話し合って決めたものです。中には商品やサービスに人気が無く、経営が行き詰まる店も出ていますが「そういう経験が踏めるのも、この施設ならではと思っています」と話す、中川孝浩館長。何が良くなかったのか、どういう店なら支持されるのか。こどもたちなりに考えて欲しい、という狙いです。
当のこどもたちは、実にアグレッシブです。店のキャラクターを決めたり、割引券やタイムセールで商品をアピールしたりと、自分たちの提案を次々に実践していきます。結果が‘売り上げ’という目に見えるかたちになることもあって、自ら進んで場に関わっていこうとする姿は頼もしく思えます。
また4階には「こどもファクトリー」があり、しごとやものづくり体験が可能。ここには「デジタル工房」「わくわくアトリエ」「クッキングスタジオ」「なんでもホール」を備え、土・日・祝日を中心に工作、お菓子作り、講演など、さまざまなプログラムを開催しています。地元企業や商店街、大学や地域のプロの方々と連携したプログラムは、すぐに予約が埋まってしまうものもあるそうです。
ちなみに、印象的な名前の「ま・あ・る」は、「こどもが'ま'なび、'あ'そび、つく'る'まち」から。18歳未満は無料で楽しめるのも、魅力のひとつとして特筆しておきたいと思います。(取材:2013年2月11日 写真・文:インターネットミュージアム)
大きくなって仕事に就く時に、『昔‘ま・あ・る’で仕事を探したことがあったよね』と思い出してくれれば嬉しいですね |
![]() 静岡市こどもクリエイティブタウン ま・あ・るの 中川孝浩 館長 |
| 館名 | 静岡市こどもクリエイティブタウン ま・あ・る |
| 所在地 | 静岡県静岡市清水区辻1-2-1 えじりあ3・4階(受付3階) |
| TEL : 054-367-4320 | |
| HP : http://maaru-ct.jp/ | |
| 開館時間 | 9:30~17:30(最終入館は閉館30分前まで) |
| 入館料 | こども 無料[市民登録をして、市民証を発行します]/おとな(18歳以上) 300円/年間パスポート 1,500円 |
| 休館日 | 水曜日(夏休みを除く)、年末年始 |