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伝説の天才銅版画家、清原啓子の作品展が開催中 ── 八王子市夢美術館
(掲載日時:2014年11月30日)

東京・八王子市の八王子市夢美術館で「銅版画家 清原啓子の宇宙」が開催されている。
清原啓子は1955年、八王子市生まれ。多摩美術大学で版画を学び、1982年には日本版画協会賞を受賞。1983年の初個展で大きな賞賛を得て、1987年7月の個展では更に注目を集めたが、同月25日に心不全のため31歳の若さで急逝した。
版画家としての活動期間は学生時代を含めても10年に満たず、生涯に30点の作品しか残していないが、久生十蘭、埴谷雄高、三島由紀夫など神秘的、耽美的な傾向の文学を愛し、「物語性」にこだわった精緻で眩惑的な作品は現在も根強い人気を保っている。
展覧会では、未完の作品を含む全銅版画と素描、銅板原版等の資料をあわせて展示する。
「銅版画家 清原啓子の宇宙」は八王子市夢美術館で2014年12月14日(日)まで開催中。入館料は100円。
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