新美術館について説明するブリヂストン美術館副館長の笠原美智子氏 左は新収蔵作品の、メアリー・カサット《日光浴(浴後)》1901年
新美術館建設のため、2015年5月から長期休館に入っていたブリヂストン美術館は、2018年9月5日(水)、新美術館についてプレス発表会を開催した。
新美術は2019年7月に竣工予定の23階建ての高層ビル「ミュージアムタワー京橋」の低層部(1~6階)に設置。立地は旧美術館と同所だが、美術館の入口は八重洲通りから銀座中央通りに変わる。
展示室は4~6の3フロアで、面積は旧美術館の約2倍となる。現代美術にも対応できるよう、約4.2メートルの天井高を確保。ワンフロアの展示面積は約700㎡で、古美術の展示室も設置される。美術館の内装デザインは、TONERICO:INC.。
美術館の館名は「アーティゾン美術館」に変更され。ARTとHORIZON(地平)から名付けられた。「印象派」中心のイメージから脱却し、古美術、日本近代洋画、20世紀美術、現代美術まで視野を拡げている。
新美術館の開館は2020年1月。開館記念展は石橋財団のコレクションの中から、選りすぐりの200点を展示。1割以上は新収蔵作品となる。4月からはヴェネツィア・ビエンナーレの帰国展が予定されている。
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ブリヂストン美術館 公式サイト