
東京都美術館「展覧会 岡本太郎」会場
日本万国博覧会(大阪万博)の「太陽の塔」などの作品で知られる美術家、岡本太郎(1911-1996)の全容を俯瞰する大規模な展覧会が東京で始まる。
岡本は神奈川県生まれ。父は漫画家の岡本一平、母は歌人で小説家の岡本かの子で、18歳の冬に家族とともに渡欧。単身パリに残って芸術家を目指し始め、前衛芸術家らと交わるなかで独自の作風を確立。
絵画、立体、パブリックアートから生活用品まで、強烈なインパクトのある作品を次々と生み出し、晩年は「芸術は爆発だ!」の流行語とともにお茶の間の人気者にもなった。
展覧会は、岡本作品のほぼすべてを所蔵する川崎市岡本太郎美術館と岡本太郎記念館が主催し、両館から主要な代表作・重要作が勢ぞろいするほか、国内各地の美術館からも作品が集結。
グッゲンハイム美術館から初期の代表作《露店》が里帰りするほか、1931~33年にパリで描かれたと見られ、近年発見された3作品も展示され、岡本の没後に開催された回顧展のなかで最大規模の大回顧展となる。
「展覧会 岡本太郎」は東京都美術館 企画展示室で2022年10月18日(火)~12月28日(水)に開催。入館料は一般 1,900円など。事前購入(日時指定券)制。

東京都美術館「展覧会 岡本太郎」会場

東京都美術館「展覧会 岡本太郎」会場

東京都美術館「展覧会 岡本太郎」会場