ニュース
    上野からブルターニュへの旅 ― 西洋美術館「憧憬の地 ブルターニュ」展
    (掲載日時:2023年3月17日)

    国立西洋美術館「憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」会場     
    国立西洋美術館「憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」会場

    19世紀後半から20世紀にかけて、多くの画家たちが訪れて、この地の作品を描いたフランス北西端のブルターニュ地方に焦点を当てた展覧会が、東京ではじまる。

    ブルターニュ地方はヨーロッパ大陸の北西に突き出た半島にあり、美術史的には、19世紀初頭のロマン主義の時代に、イギリスの風景画家ウィリアム・ターナーらの作品で注目を集め出した。

    ブルターニュ地方には古い建造物や民族衣装を着た人々など、画家を魅了するモティーフが多いことから、1860年代にはアメリカやイギリス、北欧出身画家たちもこの地で創作を開始。

    中でもゴーガンはパリから逃れるようにブルターニュ地方のポン=タヴェンに赴き、滞在を繰り返して制作。ブルターニュの名が広く知られるようになった。

    展覧会ではゴーガンの作品が12点展示されるほか、国内外の美術館から珠玉の作品が集結。約160点が一堂に介する。

    また、同時期にパリへ留学し、ブルターニュを訪れた黒田清輝や藤田嗣治ら日本の画家たちにも着目し、絵画や素描、版画だけでなく、画家たちが旅先から送った絵葉書や旅行トランクなど、もさまざまな資料もあわせて展示する。

    「憧憬の地 ブルターニュ」展は、国立西洋美術館で2023年3月18日(土)~6月11日(日)に開催。入館料は一般 2,100円など。

    国立西洋美術館「憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」会場     
    国立西洋美術館「憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」会場

    国立西洋美術館「憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」会場     
    国立西洋美術館「憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」会場

    国立西洋美術館「憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」会場     
    国立西洋美術館「憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」会場

    このニュースに関連するミュージアム
    おすすめレポート
    学芸員募集
    松山市立子規記念博物館 学芸員募集中! [松山市立子規記念博物館]
    愛媛県
    東山旧岸邸 正社員・契約社員 募集! [東山旧岸邸]
    静岡県
    学芸員(歴史)募集/R8.4.1採用/八戸市役所 [八戸市役所]
    青森県
    東京国立博物館アソシエイトフェロー(博物館教育)募集 [東京国立博物館(台東区上野公園13-9)]
    東京都
    国⽴国際美術館 研究補佐員(教育普及室)募集 [国立美術館]
    大阪府
    展覧会ランキング
    1
    国立西洋美術館 | 東京都
    西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで
    開催中[あと28日]
    2025年3月11日(火)〜6月8日(日)
    2
    アーティゾン美術館 | 東京都
    クロード・モネ -風景への問いかけ
    開催まであと272日
    2026年2月7日(土)〜5月24日(日)
    3
    東京国立博物館 | 東京都
    イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~
    開催中[あと84日]
    2025年3月25日(火)〜8月3日(日)
    4
    TOKYO NODE | 東京都
    デザインあ展 neo
    開催中[あと135日]
    2025年4月18日(金)〜9月23日(火)
    5
    東京都美術館 | 東京都
    ミロ展
    開催中[あと56日]
    2025年3月1日(土)〜7月6日(日)