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    皇居三の丸尚蔵館が11月に開館 — 入館料は1,000円に
    (掲載日時:2023年9月29日)

    展示作品と見どころを解説する、朝賀浩氏(宮内庁長官官房参事官)
    展示作品と見どころを解説する、朝賀浩氏(宮内庁長官官房参事官)

    皇室に代々受け継がれた美術品を保存・公開してきた三の丸尚蔵館が、新たに「皇居三の丸尚蔵館」になり、今秋に一部開館する。

    旧・三の丸尚蔵館は1989年に開館。これまでに90回の展覧会などを開催してきたが、開館30年を迎えるに当たり、収蔵庫と展示室を拡充するため建て替えられることとなり、整備が進んでいた。

    管理・運営も本年10月から宮内庁から独立行政法人国立文化財機構に移管。収蔵品(約6,100件)も宮内庁から文化庁に管理換された上で、文化庁から国立文化財機構に無償貸与された。

    展示面積は、2023年11月3日(金・祝)の部分開館時には690平米(旧施設は160平米)。2026年度(令和8年度)の全面開館時には1,300平米となる。

    開館記念の展覧会は「皇室のみやび-受け継ぐ美-」。2023年11月3日(金・祝)〜2024年6月23日(日)の会期中、4期に分け、選りすぐり名品を展示。

    第1期「三の丸尚蔵館の国宝」(11/3〜12/24)は、近年国宝に指定された館蔵の8点の中から、国宝《蒙古襲来絵詞》など4件を展示。

    第2期「近代皇室を彩る技と美」(1/4〜3/3)は、明治宮殿を飾った作品や、皇室の慶事を機に制作された作品など。

    第3期「近世の御所を飾った品々」(3/12〜5/12)は、国宝《更級日記》など、京都御所に伝来した作品が中心。

    第4期「三の丸尚蔵館の名品」(5/21〜6/23)は、国宝・狩野永徳《唐獅子図屏風》など、献上された品を中心に紹介。国宝《唐獅子図屏風》は大きい作品という事もあり、旧・三の丸尚蔵館では1度しか展示されたことがなかった。

    第1期の会期中には「令和の御代を迎えて-天皇皇后両陛下が歩まれた30年」も同時に開催される。

    皇居三の丸尚蔵館の入館料は一般 1,000円、大学生 500円、高校生以下と70歳以上は無料。日時指定予約制。

    館が位置する皇居東御苑は月曜日と金曜日が閉園だが、皇居三の丸尚蔵館の休館日は月曜日のみとなる。


    「皇室のみやび-受け継ぐ美-」ポスター画像
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