アートウィーク東京 会場よりアンバサダーを務める俳優の鈴木京香さんと磯村勇斗さん
日本の現代アートの創造性と多様性を国内外に発信する国際的なアートイベント「アートウィーク東京(ART WEEK TOKYO、略称AWT)」が、東京で開催される。
アートウィーク東京は、現代アートの魅力を多角的に紹介するイベントとして2022年から毎年開催。世界的なアートフェア「アートバーゼル」と提携し、東京のアートシーンを国際的に発信することを目的としている。
今年は東京を代表する52の美術館やギャラリーが参加。「買える」展覧会「AWT FOCUS」、国内外の映像作品を上映する「AWT VIDEO」、幅広い層に向けたトークイベント「AWT TALKS」、そしてアーティストとコラボレーションしたドリンクやフードを楽しめる「AWT BAR」など、多彩なプログラムを通じて東京の現代アートを体感できる。
今年の「AWT FOCUS」は、チューリッヒを拠点に活動するキュレーター、アダム・シムジック氏が監修。東京都現代美術館の岡村恵子学芸員や建築家の妹島和世氏も関わり、多面的な視点から展覧会が構成される。
建築家・松沢一応氏がデザインを手がける「AWT BAR」は、空間全体に「ゆがみ」を生じさせる設計。ミシュラン三つ星レストラン「レフェルヴェソンス」のエグゼクティブシェフ生江史伸氏が手掛け、bricolage bread & co.プロデュースによる限定フードを提供する。
また、小沢剛、Chim↑Pom from Smappa!Group、やなぎみわといった参加アーティストがプロデュースしたコラボレーションカクテルも登場し、アートと食の融合を楽しめる。
銀座のギャラリー小柳では、ドイツの写真家トーマス・ルフによる個展「Two of Each」を開催。京橋の小山登美夫ギャラリーでは、陶を中心に多様な素材で表現を続ける伊藤慶二による個展「土の人」が開かれる。さらに飯田橋のミヅマアートギャラリーでは、6年ぶりとなるO JUNの個展が行われ、油彩を中心とした新作を発表する。
金・土・日の3日間は無料シャトルバス「AWT BUS」が各施設を結び、効率的にアートスポットを巡ることができる。
10月29日(水)に開催された記者発表会には、昨年に引き続きアンバサダーを務める俳優の鈴木京香さんと、ゲストに俳優の磯村勇斗さんが登壇。
今年はこれまで行けなかった箇所を巡りたい…といった計画をすでに立てています。作品が購入できるというのがダイレクトに感じられる大倉集古館へ行ってみたい。来場される方にとって、アートによる素敵な出会いがあれば良いなと思う」(鈴木さん)、「様々なギャラリーや美術館を1日でぎゅっと巡れるのが最大の魅力だと思っています。空間と食を楽しめるAWT BARにも行ってみたい。アートが好きな方もそうでない方も、アートが好きだなと思える瞬間を味わってほしい」(磯村さん)とAWTをPRした。
「アートウィーク東京(ART WEEK TOKYO)」は、東京都内各所で2025年11月5日(水)~9日(日)に開催。会期は昨年より1日増えて、5日間となった。入場は原則無料(一部イベントを除く)。AWT FOCUSの入場料(展覧会カタログ付)は1,800円。
アートウィーク東京 会場 AWT BAR
アートウィーク東京 会場 AWT BAR
アートウィーク東京 会場
アートウィーク東京 会場よりアンバサダーを務める俳優の鈴木京香さんと磯村勇斗さん
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