
2014年10月26日(日)に77歳で亡くなった美術家・芥川賞作家の赤瀬川原平の作品展「赤瀬川原平の芸術原論」が、千葉市美術館で開催されている。
赤瀬川は1960年代に「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」の結成に参画。中西夏之、高松次郎と「ハイレッド・センター」を結成し、前衛芸術家として活躍。作品《模型千円札》が通貨及証券模造取締法違反で起訴された事もある。
1981年には「父が消えた」で芥川賞を受賞。80年代以降は「超芸術トマソン」「路上観察学会」などの活動を行い、1999年にはエッセイ「老人力」がブームとなった。
展覧会では半世紀に及ぶ活動を554点の作品・資料で紹介。60年代の前衛美術から、70年代の漫画・イラストレーション、80年代のトマソン、路上観察学会の仕事など、美術分野を中心に、幅広い活動を通して展観する。
赤瀬川の活動を本格的に紹介する美術展は、1995年に開催された名古屋市美術館で開かれた「赤瀬川原平の冒険 ─ 脳内リゾート開発大作戦」が唯一で、今回が19年ぶり、東京圏に限れば初めての開催となる。
「赤瀬川原平の芸術原論 1960年代から現在まで」は千葉市美術館で2014年12月23日(火・祝)まで開催。入館料は一般 1,000円、大学生 700円、小・中・高校生は無料。
千葉展の後には大分市美術館(2015年1月7日~2月22日)、広島市現代美術館(2015年3月21日~5月31日)に巡回する。
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